【合格済】佛教大学通信教育課程のレポートです。2019年度の【S0534:教育相談の研究】レポート第1設題に対応しています。決してまるごと提出したり剽窃したりせず、参考程度にしてください。
教師が行う教育相談(学校カウンセリング)の在り方(進め方)に
ついて述べなさい。
今日、いじめや不登校が常に教育現場の課題として挙げられている。現代はSNSを介したいじめが深刻化しており、いじめによる子どもの自殺も後を絶たない。さらに、児童虐待や子どもに悪影響を及ぼす教育をするいわゆる「毒親」が問題になるなど、子どもを取り巻く環境は近年より複雑になってきている。そのため、教師には、様々な悩みや問題を抱えた子どもに対して適切なカウンセリングをする力が求められる。ここでは、教育相談(学校カウンセリング)の定義を述べてから、教師に求められる基本的態度、具体的なカウンセリングの進め方や教科指導との相違点を述べ、最後に教育者として教育相談にどのように関わっていくべきかを考察する。
一般的に、カウンセリングとは、カウンセリングの対象者すなわちクライエントが自分で意思決定ができるようにすることを目標とする関わりのことを指す。(友久久雄2016:5)*1カウンセリングは大きく分けて二種類あり、一つは神経症などの患者を対象とする治療的カウンセリングである。もう一つが子どもの人格がバランスよく発達するよ...