第2学年AB組 社会科(世界史B、国際・福祉社会)指導案
指導教諭
実習生
1、単元 東アジア・内陸アジア世界の形成
2、単元の目標
(1)春秋・戦国時代は、鉄製農具の使用が始まり、生産力の飛躍的向上による政治・経済・社会の大変革期を向かえた時代であることを理解する。
(2)秦・漢時代は中国最初の大統一帝国成立期である。始皇帝が実施した政治が後の漢にどのように影響を与えたか理解し、関心をもつ
(3)内陸アジアが東アジアの歴史形成に深く関わっていることを理解する。
(4)図表や地図を多く使い、中国の歴史に興味を持ち、当時の中国の戦いについてどのような考えや態度を示したかについて広い視野で、イメージを広げる。
3、指導上の考察について
(1)題材について
この単元で扱う時代は、黄土地帯におこった中国の原始農耕文明から、やがて殷・周の都市国家に発展し、秦・漢の領土国家へと発展する。歴史の中でも文化や経済の発展に一躍を担った時代で後の中国社会に大きな影響を与えた。始皇帝が実施した官僚的中央集権体制は、中国における儒教のあり方について考える大きなポイントである。目まぐるしい世代交代、戦争が繰り広げられ、中国を中心とし、モンゴルなど内陸アジアにも大きな影響を与えたことをおさえておきたい。中国の人々はその動乱の世界の中どう生きたか、各地方の独自性を重視し、様々な人々の立場にたって考えることが必要である。
(2)生徒について
2年次選択の世界史2クラス合同で行う。発問に対し、自らの興味・関心があることについて積極的に発言する生徒も数多くいて、活気のあるクラスである。しかし自主的に調べること、考えることをする生徒は少ない。習熟度については、各段階で確認する必要がある。副教材を用いると興味を示すが、それにより脱線してしまうこともある。しかし、その脱線もマイナスに働くだけではなく、生徒の発言が活発になることもよくある。教師の指示を聴きながら課題を追求していく姿勢は弱い。
(3)指導について
・題材に対して興味を引き立たせ何かこの1時間でひっかかりをもてるように、図表やプリントを用いて視覚に訴えるようにする。
・プリントを中心に指導し、随時どこがポイントなのかを確認しながら授業を行う。
・発問を生徒が答えやすいように留意し、間違いが出ても軌道修正できるようにする。
・指導者自身が確固たる指導観をもち、生徒に不安感や飽きてしまわないようにする。
4、指導計画 (全4時間)
(1)秦の中国統一 ― 1時間
(2)秦の滅亡 ― 1時間
(3)漢王朝の成立 ― 1時間
(4)前漢の最盛期から新王朝 ― 1時間 (本時)
5、本時の指導
漢王朝の最盛期から王莽の新建国まで
6、目標
『漢王朝』の最盛期の重要人物である武帝はどのような外交政策が行ったのか、発展をしていた『漢王朝』はなぜ滅んでしまったのかを考察し、考える。また、『漢王朝』から『新王朝』への時代の変化を理解する。
7、指導課程
社会科(世界史B 国際・福祉社会)指導案
指導教諭 実習生 日時 2007年6月15日 時間 4時間目 準備 ・教科書
・図表・プリント
・ペットボトル 学年 第2学年AB組(国際・福祉社会コース) 在籍 40名 男子14名・女子26名 本時の目標 中国の『秦王朝』の次王朝である『漢王朝』の最盛期、第7代武帝の積極的な外交策を理解させる。それにより、『漢王朝』時代の中国の人々はどのような暮らしを
第2学年AB組 社会科(世界史B、国際・福祉社会)指導案
指導教諭
実習生
1、単元 東アジア・内陸アジア世界の形成
2、単元の目標
(1)春秋・戦国時代は、鉄製農具の使用が始まり、生産力の飛躍的向上による政治・経済・社会の大変革期を向かえた時代であることを理解する。
(2)秦・漢時代は中国最初の大統一帝国成立期である。始皇帝が実施した政治が後の漢にどのように影響を与えたか理解し、関心をもつ
(3)内陸アジアが東アジアの歴史形成に深く関わっていることを理解する。
(4)図表や地図を多く使い、中国の歴史に興味を持ち、当時の中国の戦いについてどのような考えや態度を示したかについて広い視野で、イメージを広げる。
3、指導上の考察について
(1)題材について
この単元で扱う時代は、黄土地帯におこった中国の原始農耕文明から、やがて殷・周の都市国家に発展し、秦・漢の領土国家へと発展する。歴史の中でも文化や経済の発展に一躍を担った時代で後の中国社会に大きな影響を与えた。始皇帝が実施した官僚的中央集権体制は、中国における儒教のあり方について考える大きなポイントである。目まぐるしい世代...