評価はBでした。
【参考文献】
・岡田節一/南伸坊「生物学個人授業」<新潮文庫 2000.12>
・田村隆明「大学1年生のなっとく!生物学」<講談社 2014.7>
・津野憲道「冗談に生物学」<新風舎 2004.4>
・福地孝宏「観察でわかる生物学」<誠文堂 2007.1>
・吉田邦久「好きになる生物学」<講談社 2012.7>
・池田清彦「初歩から学ぶ生物学」<角川書店 2013.4>
・池田清彦「新しい生物学の教科書」<新潮社 2004.8>
植物はそれぞれ花弁があるもの、ないものの2つに分類される。その一つである花弁がある種子植物について述べる。種子植物は乾燥に強い種子で増殖するもので、種子と花弁がある植物である。さらに被子植物、裸子植物の2つに分類され、全植物の約80%を占める。まず、被子植物について述べる。
被子植物の特徴の1つ目は胚珠が雌しべの根元にある子房という膨らんだ中に包まれている事である。胚珠は受粉すると、花粉管を伸ばして受精し、成長した後に種子になる部分である。子房は動物でいう子宮に相当するものであり受粉を経て果実になる部分である。
2つ目の特徴は受精場所である胚珠を胚皮が包む構造になっているという事である。胚珠の中にある胚のう内の数個の細胞のうち1つが卵細胞である。柱頭に花粉がつく事を受粉といい、受粉した花粉の一つは花粉管を伸ばす。胚のうに達すると花粉細胞の精核から胚珠の内部へ伸ばし、花粉管の中にある生殖細胞が分裂し2つの精細胞になる。一つの精細胞は花粉管を通り卵細胞と受精し胚になり、残る精細胞は2個の核をもつ中央細胞と合体し養分を蓄えた胚乳になる。この胚乳は発芽の際に胚の成長に必要な養分を供給する役割が...