合格レポートになります。
教材の第1章から第3章までを熟読し、そこに記されているテーマ(事項や問題等)を2つ以上取り上げて、それらのテーマが、国際化やグローバル化が進むとともに、超高齢化社会に突入しつつあるわが国の社会状況において、新たにどのような倫理的意義を持つことになるのか論じなさい。ただし、その叙述の中には、教材の本文からの引用が必ず含まれていなければなりません。
日本の高齢化率は増加傾向にあり、内閣府の平成29年版高齢社会白書によると、平成28年の高齢化率は、27.3%となっている。特に前期高齢者は1,768万人、後期高齢者は1,691万人と、その差が100万人以内となり、より高齢化が進んでいることが見て分かる。高齢者の増加と将来像について、厚生労働省では元気高齢者支援対策事業として、高齢者を社会のマンパワーとして位置づけるための支援を行い、積極的な社会参加を求めようとする動きが見られる。このように、高齢者の社会参加への意欲を生かすことや、高齢者が社会の一員、地域の担い手として活躍する仕組みを作ることは、今後の日本にとって意義あることだと考える。しかし、さまざまな理由で社会参加が難しい高齢者の存在が...