設題
【1-1】
平成20年版小学校学習指導要領(図画工作)が目指している、児童の作品や活動における評価のあり方について論じなさい。その際、必ず、「新しい学力観」「評価基準」について言及すること。
【1-2】
平成20年版小学校学習指導要領(図画工作)の教科目標として掲げられている「(子ども達が)感性を働かせながら、つくりだす喜びを味わう」にせまるための授業構築の要件について、あなたの考えを具体的に述べなさい。
【テキスト】
平成20年告示新学習指導要領による「図画工作科」指導法(理論と実践)
大学美術指導法研究会 藤江充 岩崎由紀夫 水島尚喜 編著
S0606 美術概論Ⅰ 第1設題
(1)
【 1-1 】
平成20年版小学校学習指導要領(図画工作)が目指している、児童の作品
や活動における評価のあり方について論じなさい。その際、必ず、「新し
い 学力観 」「 評価 基準」 につい て言及 する こと。
評価の目的は、指導者自らの指導を見直し、支援を改善することにある。
指導や支援の改善には、学習指導を通して指導者が子どもたちの学習の
過程や成果を判断し、評価結果を自らの授業改善の手がかりにする必要
がある。また、評価は、育成する資質や能力と緊密な関係にあるため、
指導目標に示す資質や能力の実現状況を適切に判断し、その評価結果に
も とづい て指 導や支 援の改 善の根 拠にす るも のだか らである 。
評 価には 、評 価規準 と評価 基準 の 二つの 特色 がある 。
評価規準は、子供の 獲得し た知識 や技 能が、 基準ラ インに 到 達した かど
うかではなく、多様性という一定の幅を持った目標を、子供がどのよう
に 実現し たか を評価 する特 色があ る。 評価基 準は、資質や能 力は、 状...