慶應通信 論理学(A) 合格レポートです。
「課題にほぼ完ぺきに答えており、文句なしの合格」と評価を頂いております。
課題:真理関数の理論と量化理論を説明せよ。また、両者の相違点を説明せよ。
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真理関数の理論と量化理論を説明せよ。また、両者の相違点を説明せよ
まず、真理関数の理論と量化理論を説明し、その後、両者の相違点を説明する。
・真理関数の理論
論理は前提から結論を導く推理過程の解明を意図し、推理が正しいと呼ばれる時の、
前提と結論とのあいだの構造的関連を明らかにしようとする。ここで「正しい推論」
とは、前提が実際に正しいか否かにかかわりなく、もしそれが正しいとしたらかなら
ず結論も正しいと言わねばならぬような推論である。それゆえ、正しい推論とは、前
提と結論の正しさという内容を離れた、形式的な構造的関連をもつところの推論なの
である。論理学では、真・偽の論じられるものとして、語ではなくて文、さらに文の
うちでも平叙文に注目する。具体的な文は抽象的な「命題」を含んでおり、命題抽出
の操作を用いたりして、文の真・偽の主張を行う。それらの文に真・偽の判定を行う
とき、『文は真・偽という「真理値」を持つ』といい、それぞれ、「T」・「F」とい
う記号を用いる。文にはもはや部分的な文に分けることのできない「要素文」と 2 つ
以上の部分的な文と接合語句からなる「複合文」...