同院へ提出した、2005年度ステイトメントです。
自己PR
志望理由書2にあるように、私が目指す法曹とは地域住民に身近な法曹であり、市民紛争のスペシャリストです。とするなら、紛争を解決するための法的知識のみならず、依頼人からの信頼を得るためには豊かな人間性・高い倫理観や、上手に対話する能力、すなわち依頼人が不快に思ったり、他の法律家に依頼しようと思ったりさせない対話能力がなくてはなりません。
そこで自分自身を分析してみると、たしかに私の持つ法的知識まだまだ足りません。しかし、確固たる法的知識を持つことは将来法曹となったときに身に付けているかが問題となるものであるので、法科大学院に入学後の自己の学習態度に関わるといえます。ここで、自分自身を考えてみると、私は法を学ぶ専門のスクールに入学する以上、半端な気持ちではなく全身全霊で勉学に勤しむつもりです。また、私は十分完成された道徳観を備えていると自負します。なぜなら、私は高校時代に孔子の道徳観に感銘を受け、常にそうした道徳観に従って行動しているからです。そしてそれ故に、依頼人から信頼を得るための対話能力にも長けていると思います。さらに、大学時代には同好会の総務という職を務めることで中心的...
たとえば、自己PRの4行目「そこで」、前の文章の流れからすれば、対話能力の話になるはすですが、法的知識の話になっています。志望理由4行目「この点」という接続詞についても、同じことがいえるでしょう。
また、同4行目「しかし」も、前の文章との逆接関係になっていません。