日大通教 国際経済論 分冊1 平成29・30年度報告課題合格リポートです。
【課題】 1 第一次世界大戦前のパクス・ブリタニカ~
【参考文献】日本大学 通信教育教材「国際経済論」
(編著者)加藤義喜、南雅一郎、陸亦群
(発行所)日本大学通信教育部(出版年)2016年6月15日
【評価】 課題のポイント・要求に沿ってリポート全体がバランスよくまとめられています。
一部表記にミスがあります。数字の書き方に注意してください。
世界経済の発展過程について、3つの時期
に 分 け て 説 明 す る 。
1つ目はパクス・ブリタニカの時期である。
18世紀末から工業生産の発展が加速し始め、
これに約30年遅れて貿易が1820年代頃
から急増し、1913年に第一次大戦が開始
するまで、世界経済は順調な発展をする。
パクス・ブリタニカは、この時期にイギリ
スの軍事力・経済力によって維持された国際
平和のことを意味する。この時期の世界経済
の発展は、ロンドンを中心とする国際金融市
場と国際金本位制の発展が元となっている。
イギリスは世界経済と融合した経済の中心
として第一次世界大戦が開始するまでの時期、
世界経済をリードする存在であった。後に大
国となるアメリカの存在がないこの時期は、
欧州が世界経済の中心となっていたが、その
中でもイギリスは陸続きで敵国と隣接しない
環境もあり、着実に経済発展を進めることが
可 能 で あ っ た 。
一方で、ヨーロッパ諸国は自国の利益誘導
のため、植民地支配、商業利権の獲得のため
に世界に目を向けて活動を始めていた。各列
強国が、帝国主...