玉川大学通信教育部「 発達心理学 第1分冊」2018年のレポート課題です。 (合格済) 〈略題:内的ワーキングモデルの形成における愛着と基本的信頼感の重要性〉 参考程度にご覧ください。
科目コード 07820 「発達心理学」第 1 分冊
愛着(アタッチメント)とは生後間もない乳児が特定
の人(母親など)に対して抱く情愛的な結びつきである。
この愛着を形成するための愛着行動には三種類あり以下
の通りである。
定位行動とは母親がどこにいるのかを確認する行動で
ある。動く母親を目で追いかけたり、声のする方に向く
等がこれに当たる。続いて信号行動とは母親の注意を引
き、近づいてもらおうとする役割を果たす行動であり、
泣く、微笑む、声を出す、身振りなどがこれに当たる。
三つ目の接近行動とは能動的に母親に近づいたり、接触
する行動であり、おっぱいを吸う、母親にしがみ付く、
這って近づく等がある。
この愛着は主に母親との間で結ばれるものであるが、
母親以外でも継続して適切に関わり合うことで愛着の対
象となり得り、それが一人とは限らない。この愛着は適
切な関わりとストレスが掛かる状況において形成される。
人間が哺乳類の中で最も高等な動物でありながら、生後
すぐには自ら歩いたり、食べることが出来ない未熟な状
態で生まれてくる(生理的早産)ので誰かに世話をして
もらったり、守られ...