中央大学 通信教育部 2018年・2019年 行政法 第1課題

閲覧数3,667
ダウンロード数9
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員660円 | 非会員792円

    資料紹介

    中央大学通信教育2018年度
    評価はAになります。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    第1課題
    1,行政行為の意義
    行政行為とは,行政庁が,法律に基づき,公権力の行使として,直接・具体的に国民の権
    利義務を規律する行為をいうとされている。公権力をもって行政と私人間の法律関係を規
    律する法律行為であり,両者の意思の合致によって法律関係を規律する契約とは性質を異
    にする概念である。判例においても,行政行為とは,「公権力の主体たる国または公共団体
    が行う行為のうち,その行為によって,直接国民の権利義務を形成しまたはその範囲を確定
    することが法律上認められているもの」と定義されている(最判昭39・10・29民集1
    8・8・1809)。
    行政行為は,➀国民の権利義務を決定する法的効果を有し(この点において,行政指導や
    内部行為とは区別される),②国民に具体的な権利義務を生じさせ(この点において,一般
    的・抽象的な事項を規律している法律・行政立法とは区別される),③公権力性を有してお
    り,行政庁の一方的判断によって権利義務関係を決定する(この点において,相手方の同意
    を必要とする行政契約とは区別される)という点において,他の行為形式とは性質を異にし
    ている。
    2,行政行為の...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。