2018年2月に合格したものになります。
採点者が一癖あるので、合格しにくい単位の一つです。
ご参考にしていただけると、助かります(^ ^)
提出課題として、朝倉書店の『地理学概論』第1章「地理学の歩み」の要約を節ごとに以下にて論じていく。
第1節は「地理学の目的と課題」について述べられている。まず地理学とは、現代世界の不平等性に対して、その地理的スケールによる差や人類集団との関係を分析し、地理的条件としての不平等の起源と、人間の生活における機会のより一層の平等を実現する際の困難とを更に理解するための基礎的科学であり、その解決の糸口を提言する政策科学でもある。すなわち、現代世界の国家間や地域間の不平等と差別の存在を認知し、場所の理解を通して人類の平等性、平和、そして豊かに過ごすための知識や方法を提示することに目的を置いている。一方で、人類はこれまで地球上のあらゆる場所で多様に文明・歴史を形成してきた。その価値の体系は画一的ではなく、多様である。地理学を多様な性格を有する地域の集合体として捉え、以下に四つの側面を述べることとする。(1)場所の情報学、(2)地理的条件の分析科学、(3)場所の総合科学、(4)教育科学の四つである。(1)は人類が生活する場所及び土地に視点を置き、それに関する知識を得て様々な生活の方法を創造するこ...