ステンドグラスを巡る旅

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    資料紹介

     私はこのレポートでは、フランスの様々なステンドグラスを見てまわる旅の計画書を作成しようと思う。なぜこのテーマにしたかというと、私は以前からフランスに強い憧れと興味を持っていたので、まずフランスの旅について書きたいと思った。そして私がフランスで一番行きたいと思っていたのがサント・シャペルだった。以前、テレビでサント・シャペルのステンドグラスを目にして、その美しさに驚きいつか自分の眼で実物を見たいと思ったのだ。さらに、調べてみると同じように実物を見たいと思うステンドグラスがいくつかあったので、今回のレポートのテーマにすることに決めた。
     
     まず一番初めは、やはり上で述べたサント・シャペルに行きたいと思う。サント・シャペルはパリ中心部、シテ島にあるゴシック建築の教会堂である。ルイ9世が後援者となり1242年の着工から僅か6年の1248年に完成した。1階は王家使用人用、2階は王・特権貴族用の2つの礼拝堂に分かれており、2階の礼拝堂の壁面は見渡す限りのステンドグラスで埋め尽くされている(図版①)。ステンドグラスには旧・新約聖書の物語にちなんだ、約1100の場面が表現されていて、そのうち約半分は13世紀に造られたものだ。午後に行くとちょうど正面から光が差し込んで、さらに美しいみたいなので、晴れた日の午後に行きたいと思う。
     サント・シャペルは、メトロ4号線でシテ駅に行き、駅の目の前の高等裁判所と併設された敷地内にある。3~10月は9:30~18:00、11~2月は9:00~17:00まで開いており、入場は閉館の30分前まで。入場料は一般は€6.10、18~25歳は€4.10となっている。
    次に行きたいのは、サント・シャペルと同じシテ島ある、3つの大きなバラ窓で有名なパリのノートルダム大聖堂である(図版②)。この大聖堂はサンテティエンヌ聖堂が前身となり、1163年に現在のノートルダム大聖堂として改築工事が始められた。完成されたのは1330年頃で、約170年を費やしている。それまでの教会と違って窓が大きく、ステンドグラスが採用された。そのためここにはパリ最古のステンドグラスがあるのだ。大聖堂のサイズは奥行128m、幅40m、高さ33m。
     ノートルダム大聖堂は、シテ駅からサント・シャペルの反対側、私立病院のななめ向かいにある。7:45~18:45まで開いており無休。入場料金は€7.50となっている。
    次に訪れたいのは、シャルトルのノートルダム大聖堂だ。シャルトルは大穀倉地帯ボース平野の麦畑の中にたたずむ静かな町で、パリからは電車で1時間ほどの場所にある。ここシャルトルの大聖堂のステンドグラスは「シャルトルの青」と称えられ、多くの人が訪れる場所である(図版③)。特に正面入り口から入って左にある「エッセの家系樹」や、南側廊にある「美しき絵ガラスの聖母」はひときわ青の色が美しいといわれている。大聖堂内はいつ訪れるかで全く違う印象を受けるが、最も美しいのは晴れた日の午後遅くだそうだ。また、この大聖堂は建物自体が独特で、まず2本建つ尖塔が違った形をしており、向かって左がゴシック様式の「新鐘楼」、右側はロマネスク様式の「旧鐘楼」となっている。さらに、正面入口の西側の扉は「諸王の入口」と呼ばれ、柱に身体を引き伸ばされた感じの人像が彫られている。
    シャルトルの大聖堂へは、パリ・モンパルナス駅からル・マン、レンヌ、ブレス方面行き急行か普通列車で60~70分のシャルトル駅まで行き、駅から徒歩10分ほどのところにある。8:30~19:30まで開いており、大聖堂は無料で入ることがで

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     私はこのレポートでは、フランスの様々なステンドグラスを見てまわる旅の計画書を作成しようと思う。なぜこのテーマにしたかというと、私は以前からフランスに強い憧れと興味を持っていたので、まずフランスの旅について書きたいと思った。そして私がフランスで一番行きたいと思っていたのがサント・シャペルだった。以前、テレビでサント・シャペルのステンドグラスを目にして、その美しさに驚きいつか自分の眼で実物を見たいと思ったのだ。さらに、調べてみると同じように実物を見たいと思うステンドグラスがいくつかあったので、今回のレポートのテーマにすることに決めた。
     
     まず一番初めは、やはり上で述べたサント・シャペルに行きたいと思う。サント・シャペルはパリ中心部、シテ島にあるゴシック建築の教会堂である。ルイ9世が後援者となり1242年の着工から僅か6年の1248年に完成した。1階は王家使用人用、2階は王・特権貴族用の2つの礼拝堂に分かれており、2階の礼拝堂の壁面は見渡す限りのステンドグラスで埋め尽くされている(図版①)。ステンドグラスには旧・新約聖書の物語にちなんだ、約1100の場面が表現されていて、そのうち約半分...

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