私の育児の実体験を元に読書についてまとめております。子どもの心の成長の観点ではよく書けているので、ご参考になさってください。
私には6歳の息子がいる。息子には0歳で腰がすわったときから、私の膝に乗せて絵本
を読み聞かせていた。最初は『あかあかくろくろ』のような色と発音の繰り返しの絵本、
その後は『ぐるんぱのようちえん』、『ぴかくんめをまわす』など息子が興味を持ちそうな
色々な絵本を読み聞かせのせいか、温和で動物と信号が好きな優しい子どもに育っている
と感じている。以下に私の実例を踏まえて『読書と豊かな人間性』を論じる。
1 読書による「豊かな人間性」の育成
人間性は実経験に影響されると考える。命の大事さを教えるのであれば、家庭で動物を
飼い、死の厳しさを体験させ、自然の大切さを教えるのであれば、自然の多い環境でのキ
ャンプを体験させる。また、綺麗な言葉づかいは、親自身が綺麗な言葉づかいをする必要
がある。ただ、全ての家庭でこのような実体験をするのは難しいため、それを補い、実際
の経験と同じ体験ができるのが読書である。
・セルフ・エスティーム(自尊感情)
自尊感情が高いと、「敬意」「心の温かさ」「善意」を持って人と接することができ、「自
分も好きになる」ことができ、その結果、自分を好きな子どもは人にも優...