明星大学「教育心理学1単位目」2017年度合格レポートです。
課題「ピアジェの発達論にもとづいて子どもの思考の発達について述べなさい。」
評価は、各段階の特徴をポイントを押さえてまとめられていますというものでした。
レポート作成の参考になりましたら幸いです。
PA2030 教育心理学① 合格レポート
ピアジェの発達論に基づいて子どもの発達について述べなさい。
ピアジェは人間の認知の発達について研究し、年齢ごとに発達段階をおおまかに4つに分けた。これから述べる発達段階の年齢はあくまでも目安であり、発達には個人差がある。じかし、発達の順序は同じであり、4つの段階はそれぞれ質的に異なっている。
感覚-運動期 0歳から2歳くらいまで
感覚器官を通して外の世界を受け入れ、そして働きかけようとする段階である。乳児の目の前のおもちゃをハンカチなどで隠すと、目の前から物が隠れた=存在しないと認識し、おもちゃから興味をなくしたり、欲しがって泣いたりする。目の前から物が隠れても物が存在するということを理解できる「ものの永続性」は、10か月以降から確立され始めるといわれる。また、頭の中でイメージができることを表象といい、12から18か月頃には、「表象能力」が形成され始める。そして、目の前にない物についてイメージし、それに基づいて行動することが可能になっていく。
前操作期 2歳から6歳くらいまで
この時期は、言語の使用が可能になり、感覚...