中央大学 通信教育部 2018年 環境法 第2課題

閲覧数2,993
ダウンロード数28
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員660円 | 非会員792円

    資料紹介

    中央大学通信教育2018年度 評価はAになります。

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    第2課題

    1,四大公害訴訟

    四大公害訴訟とは,①イタイイタイ病訴訟(名古屋高金沢支判昭47・8・9判時67

    4・25 ), ②熊本水俣病第1次訴訟(熊本地判昭48・3・20判時696・15 ),

    ③新潟水俣病第1次訴訟(新潟地判昭46・9・29判時642・96 ), ④四日市ぜん

    そく訴訟(津地四日市支判昭47・7・24判時672・30)をいう。これらは,健康

    被害を受けた被害者が加害企業に対して民事上の不法行為責任に基づく損害賠償を求めた

    ものであり,いずれも被害者が勝訴するに至っている。これらの各判決によって示された

    法理論は,その後の不法行為法の領域における理論の発展を大いに促進した。以下では各

    判決によって示された法理論について説明する。

    2,過失論

    不法行為に基づく損害賠償請求が認容されるには,加害者の故意・過失が要求されるが,

    公害訴訟においては専ら過失の有無が争点となる。判例上,過失とは,予見可能性・結果

    回避可能性を前提とした,予見義務・結果回避義務違反を意味するとされており,過失の

    存在についての立証責任は被害者にある。しか...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。