佛教大学 異文化理解(西欧) P6701 2017年 A評価合格

閲覧数3,580
ダウンロード数21
履歴確認

    • ページ数 : 6ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    佛教大学 異文化理解(西欧) P6701

    A評価にて合格。「簡潔に設題中の各設問に応答していることが看守された。文書も表現がコンサイスであり、的確に設問における各々の重要ワードを有機的に結びつけていたと思う。」との講評でした。

    あくまで参考としてご利用下さい。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    EU統合はそこに暮らす人々、ひいては世界の人々の幸福にどのような貢献を果たすと考えられるか。またそれがもつジレンマとは何か。もっとも基本的な目的と具体的な発現状況を要約して述べよ。

     

     ヨーロッパの歴史とは、紛争の歴史である。欧州は2000年もの間、境界線、統合、及び分裂をめぐり紛争を繰り返してきた地域だ。EU統合とは、欧州での戦争の根絶を目指してなされた、再生のための壮大な実験であった。しかし欧州では、民族移動や十字軍などの歴史的経緯により、過去に境界線が大きく移動し、現在も多くの異民族が共生している。本論では、EU統合がそのような多様な人々にとって、ひいては世界の人々とって、どのような幸福をもたらすのか。そしてそれがもつジレンマとは何かについて、EU統合の基本的な目的と発現状況を要約した上で述べたい。
     EU統合の基本的な目的とは、「①欧州を二度と戦争で争う地としない、②民族と領土をめぐる戦いを民族の共同に変える、③世界戦争が二度おこった欧州において、欧州の衰退を食い止め、世界における指導的役割を保持し続ける」ことであった。冒頭に上述の通り、欧州は紛争を繰り返してきた地域であ...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。