平成18年に改正、平成19年に公布された「社会福祉士および介護福祉士法」の一部改正に伴う、今後の社会福祉士の役割と課題についてまとめた内容
平成18年に改正、平成19年に公布された「社会福祉士および介護福祉士法」の一部改正に伴う、今後の社会福祉士の役割と課題についてまとめてください。
1 .法改正にいたる背景について
介護保険制度の導入や障害者自立支援法の施行にともない、介護現場では、個別な介護や認知症の介護など従来の介護サービスよりも新たなニーズへの対応が求められていた。また、福祉の現場においても利用者がサービスを選択できる制度を導入したことにより、福祉ニーズに対するサービスの利用支援、成年後見制度、権利擁護などの新しい相談援助業務の拡大していた。そのため、福祉ニーズの多様化、高度化に対応できる人材の確保の推進、知識および技術などの資質の向上を図ることが求められた背景がある。
2 .改正の主なポイントについて
一つ目は定義として社会福祉士「福祉サービスを提供する者又は医師その他の保健医療サービスを提供する者その他の関係者との連絡及び調整」が追加され見直された。
二つ目は誠実義務として社会福祉士に「社会福祉士及び介護福祉士は、その担当する者が個人の尊厳を保持し、自立した日常生活を営むことができるよう、常にその者の立場...