学校教育課程論(中・高)【Z1114】科目最終試験対策6題

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    資料紹介

    佛教大学 学校教育課程論(中・高)【Z1114】
    2017年度科目最終試験対策の6題とその答案です。

    答案はテキストをもとに
    各題800字程度でまとめています。

    1.新学習指導要領では「総合的な学習の時間」を削減し、教科時間の増加がはかられている。その背景について具体的に論じなさい。
    2.学習指導要領など教育課程の今日的課題について具体的に論じなさい。
    3.学習指導要領が新たに改正された背景として「学力低下」を巡る問題が指摘される。中学生あるいは高校生にとって求められる学力とは何かについて、新学習指導要領にそって論じなさい。
    4.学習指導要領の変遷を見たとき、1958年の改訂によって学習指導要領の性格は大きく変容した。その内容について中学校あるいは高校を例にしながら論じなさい。
    5.今回の改訂された新学習指導要領(中学2012年高校2013年)の特徴について、中学校あるいは高校のいずれかについて具体的に論じなさい。
    6.中学校あるいは高等学校における教育課程の基準や原則的事項について論じなさい。

    <参考文献>
    学校教育課程論 第二版 学文社 原清治編著

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    1.新学習指導要領では「総合的な学習の時間」を削減し、教科時間の増加がはかられている。その背景について具体的に論じなさい。
    答案

     平成10年の学習指導要領改訂により、「総合的な学習の時間」が創設された。「総合的な学習の時間」の狙いは、各学校の創意工夫を生かした横断的・総合的な学習や児童・生徒の興味・関心に基づく学習などを通して、自ら課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、よりよく問題を解決する資質や能力を育てることだとされている。一言で簡潔に言うならば、子どもたちの「生きる力」を育むことが、この新設された時間の目標であったのだ。しかしこの各学校に自由度を与える新制度により教育現場は混乱し、上手く機能しなかったといわれている。

     戦後、系統主義的な学習でいわゆる「詰め込み教育」の体制をとったことで、学力競争の過熱やいじめ・不登校問題が現れてきた反省を活かして、平成10年の改訂で明らかになったような経験主義的な「ゆとり教育」へとシフトしていった。しかしこの教育体制の変化により、子どもたちの基礎学力の低下が顕著となった。そして新学習指導要領によって授業時数や学習内容を増加させ...

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