P6701_異文化理解(西欧)

閲覧数2,275
ダウンロード数2
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    2016年合格ずみのレポートです。参考にしてください。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    EU統合はそこに暮らす人々、ひいては世界の人々の幸福にどのような貢献を果たすと考えられるか。またそれがもつジレンマとは何か。もっとも基本的な目的と具体的な発現状況を要約して述べよ。
     マーストリヒト条約に批准することで、ヨーロッパは統合へ向けて大きな一歩を踏み出した。国境なきヨーロッパについては経済面で多く語られるが、それ以外にも語られるべき側面がある。その一つが民族問題である。今まで照明が当てられることが少なかった民族地域がEU統合によってクローズアップされている。統合ヨーロッパに未来の希望を託し、そこに自分たちの自由と発展の空間を見ようとする人々や集団の動きがある一方で、EU統合を脅威と捉える民族地域も存在する。ポスト国民国家を目指すEU統合のジレンマを考察する。
     国民国家が集まり欧州連合となるのであるが、そもそも国民国家の定義は何か。EUは一つの定義の流れはネーションをどちらかといえば客観的側面にウェイトを置いて捉えている。この観点からは、国民国家とは「領土的・法的協会が、当の国家が同一視されている国民的実体の民族的協会と符合しているような政治体」と定義される。こうした定義に当...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。