こちらは平成30年2月に合格を頂いたレポートです。
担当して下さった先生からの講評としては…
「初期仏教および部派仏教の成立の背景にも言及し両者の思想的相違点が明確に述べられています。
諸法無我に対する解釈と人間の行為にも関する考察についてうまくまとめられています。わかる範囲で年代も明示するとさらに説得力が増しますので記載してみてください。」
という評価を頂きました。
※丸写しはせずに、レポート作りの参考程度にご覧下さい。
宗教学(科目コード B11000)分冊1
【課題】
初期仏教と部派仏教の思想的相違点について論じなさい。
<ポイント>
初期仏教および部派仏教の成立の背景に言及したうえで、それぞれの思想的特徴を把握し、相違点を叙述してください。
<キーワード>
諸法無我、四諦、業、説一切有部
【構成の仕方】
レポートへの取り組み方として… 初期仏教および部派仏教の成立の背景にコメントして、それぞれの思想的特徴を把握した上で相違点について順を追って述べる。
1.初期仏教・部派仏教、それぞれが成立した背景を述べていく。
↓
2.初期仏教の成立の背景、
↓
3.部派仏教の成立の背景、
↓
4.それぞれの思想的特徴を把握した上で、相違点について説明する。
【本文】
初期仏教と部派仏教の思想的相違点について論じるために、まずは初期仏教が誕生した背景を述べる。そして、その後に部派仏教が誕生した背景を述べながら、初期仏教と部派仏教の思想的相違点を説明していく。
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