受動的なサービス利用から能動的な取り組みへの転換

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    資料紹介

    ー高齢者福祉の新たな価値観に向けてー
    高齢者とは一般的に65歳以上の人々のことを指し、そのなかでも74歳以下を前期高齢者、75歳以上を後期高齢者に分けている。今日の我が国は、平成24年簡易生命表の平均寿命によると、男性の平均寿命は79.94歳、女性の平均寿命は86.41歳と前年よりも男性は0.50歳、女性は0.51歳で前年を上回り、男女ともに世界最高の水準に達している。
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    受動的なサービス利用から能動的な取り組みへの転換
    ―高齢者福祉の新たな価値観に向けて―
    はじめに
     高齢者とは一般的に65歳以上の人々のことを指し、そのなかでも74歳以下を前期高齢者、75歳以上を後期高齢者に分けている。
     今日の我が国は、平成24年簡易生命表の平均寿命によると男性の平均寿命は79.94歳、女性の平均寿命は86.41歳と前年よりも男性は0.50歳、女性は0.51歳で前年を上回り男女ともに世界最高の水準に達している。また高齢化率は全国平均で24.1%と記録し、日本は超高齢社会に突入している。2015年には25.2%を超え、2049年には32.3%を超える見解もなされている。
     平均寿命が伸長した理由として、医療の進歩による死亡率の大幅な低下や食生活における栄養状態の改善、労働条件にかかる改善と向上、これらを含めた生活水準の向上等によるものだといえる。また女性の高学歴化をはじめ社会参加や社会進出がなされたことで、わが国の社会に大きな影響を与えることなった。しかし、就労しながら安心して出産・育児に臨める環境整備が十分でないことから、結婚率の低下や晩婚化、これに伴う合計特殊出生...

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