佛教大学通信教育課程2017年度P6305米文学研究 第1設題

閲覧数2,145
ダウンロード数18
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    2017年度C判定のリポートです。リポート作成の参考にご活用ください。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    『グレート・ギャツビー』の面白い(興味深い)点について、作品から具体例を引用しながら、あなたの考えを述べなさい。
    はじめに
     『グレート・ギャツビー』はアメリカの作家フィッツジェラルドによって執筆され、1925年に出版された小説である。物語は証券会社で働くために中西部からニューヨークへとやってきたニックの視点で語られる。愛する者を一途に思い続け、大富豪になったギャツビーの栄光と悲劇的な彼の恋の結末が描かれており、アメリカのみならず全世界で親しまれる作品となった。この作品で興味深いと感じられる点は物語の語り手がニックであるということだ。作品のタイトルが『グレート・ギャツビー』なのに、なぜその語り手にギャツビーではなく、この物語で巻き起こる事件とは直接的に係わりの少ないニックが選ばれたのかについて疑問が残る。野間(2011)によると、小説の語り手を分析するときに重要なことは「作中の語り手と作者との関係をもう一度再考し、再認識すること」である。そうすることで、作者の意図や作品のテーマが明らかになるとされている。したがって、このリポートではまず『グレート・ギャツビー』の作者であるフィッツジェラ...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。