英語学概論 設題2 2017年度 A判定

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    英語学概論P6103

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    英語学概論P6103

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    英語の前置詞aroundの多義構造を十分な一次資料に基づいて明らかにしなさい
    1. はじめに

     *1「前置詞(preposition)とは、普通、名詞(相当語句)の“前に置いて”副詞句・形容詞句を作る語をいう。」前置詞の多くは、本質的意味として空間的性質を持ち、事物の空間関係を表現するために不可欠な言語要素であるが、その多義性ゆえに前置詞の使い方に苦労している人は少なくない。前置詞が多義語であるのは、ある1つの意義から空間的認識や経験的認識によって派生し、また、メタファーによって意味の広がりを見せていくことに由来する。一般に、1つの語が2つ以上の意味を持つ場合、その語は「多義的」であるといい、複数の意味・語義をそなえた語を「多義語」という。このレポートでは、前置詞の用法について触れ、英語の前置詞aroundの多義構造を様々な資料をもとに述べていく。
    2. 前置詞

     前置詞は〈前置詞+(代)名詞〉の形で主に次のような働きをする。

    ①形容詞の働き

    The watch on the desk is mine. 〈前の名詞を修飾〉

    (机の上の腕時計は私のです。)

    ②副詞の働き

    S...

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