日大通信H29.30年度 商法 分冊1

閲覧数3,468
ダウンロード数33
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員660円 | 非会員792円

    資料紹介

    H29・30年度合格レポートです。 参考程度にお使いください。 〈課題〉商法の基本原理として外観主義があります。その意義について述べたうえ、テキスト第1分冊からその具体化といえる制度を1つ選び説明しなさい。

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    平成29-30年度 商法 分冊1
    外観主義とは、真実に反する虚偽の外観が存在し、その外観作出について、真の権利者に帰省性がある場合、その外観を信頼して取引した外観信頼者を保護し、その外観通りの法律関係の成立を認めようとする考え方である。権利外観法理や外観理論ともいう。もし、取引に当たって、外観と真実が食い違っている場合にあくまで真実に従って法律効果を定めるものとすると、当事者は真実を見極めたうえでなければ取引ができなくなってしまい、これでは、取引の迅速性が失われ、反復的かつ集団的に行われる企業活動の円滑性が損なわれてしまう。このような場合に一定の要件の下、外観に優位を認め、それに対する信頼を保護することが、取引の安全性を確保することにつながるのである。一定の要件とは、➀不実の外観の存在、②帰省性の有無、③第三者の信頼である。

    日本の商法では、この外観主義を背景とした制度が多数存在するが、ここでは具体例として商業登記制度について述べる。商業登記とは、株式会社などの企業について、設立から解散、清算に至るまで一定の事項を法務局で登記することにより、企業の内容を社会一般の人に公示することで、...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。