佛教大学 M1609 漢文学 第2設題

閲覧数2,369
ダウンロード数23
履歴確認

    • ページ数 : 4ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    佛教大学 漢文学の第2設題 合格済みです。よろしければ参考にお使いください。

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    日本人がいわゆる「漢文訓読」で中国の古典を親しむ利点と問題点について説明せよ。
    漢文は日本の文化や思想、知識や技術に多大な影響を与えた中国発祥の言語である。また日本には朝鮮半島を通して中国の文化が入ってきたとされている。五七年に後漢の光武帝によって「漢委奴国王」と書かれた金印が与えられていることから、日本と中国は一世紀頃までには何らかの交流があったと考えられる。よって漢文も同時期から中国から日本に伝わったと考えられる。
    日本人は初め、中国からの漢文で書かれた書物などを全くの外国語とみなし、一から日本語に翻訳していた。しかし当時の学者や貴族などによって長い年月をかけ少しずつ漢文の研究が進められ、やがて原文を利用して日本語に書き下す訓読を行うようになった。これが漢文訓読の始まりである。
    訓読とは日本人が漢文を読みやすいように行う日本独特の読法であり、漢字のみで書かれた漢文を読む順番や読み方を変えたりすることによって日本の文法構造に変換し、日本の文章として読むことを指す。ここではその日本人が考え出した漢文訓読の特徴やその利点、問題点について考えていきたい。
    漢文訓読の特徴は三つあると考えられ...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。