明星大学 理科教育法4の2単位目の合格レポートです。2016年に提出して合格したものです。
参考文献:たのしい授業の進め方 著者小原茂 風の子書房
ぜひ参考にしてみてください。
明星大学 理科教育法4 2単位目
(1) 先生が生徒に討論させる時に注意しなければならないこととして、次の三つを挙げる。
一つ目は、討論で意見が分かれた時に、先生はどちらのサイドにも立たないで中立の立場でいるようにすることである。先生の意見が少しでもどちらかの意見に偏ってしまうと、先生は答えを握っている存在なので、生徒は自分の持つ意見に対して自信がなくなってしまう。そして、自分の意見がしっかり反映されなくなってしまう可能性がある。そのため、討論ではできるだけ先生はポーカーフェイスを心がける必要がある。
二つ目は、生徒に「発現しない権利」を保障してあげることである。もし「討論をしましょう」と投げかけても、子供達が討論に参加してこなかった場合は、討論を無理やり強要するのではなく、あまり発言しない生徒には「発現しない権利」を保障してあげることで、心に余裕がうまれ、安心して集中して人の話が聞けるようになる。「発現する権利」を保障することは、普段から発言する生徒にとっては問題ないが、発言したくない生徒にとっては、不安材料でしかない。また、全く討論が進まなかった場合は、先生は「授業がどんどん...