明星大学 理科教育法3の2単位目の合格レポートです。2017年に提出して合格したものです。
参考文献:若い先生のための理科教育概論 著者:畑中著 東洋館出版社
ぜひ参考にしてください。
明星大学 理科教育法3 2単位目
理科の授業における観察・実験の計画・準備と実施にあたって、以下のことを大切にするとよい。
まず計画と準備にあたっては、一つ目は観察・実験のTPOを明確にすることである。TPOとは、その観察や実験は「何のために」、「いつ」、「どのように」実施するか、授業の中にどのように位置づけるかということである。観察や実験の目的をはっきりさせ、頭の中で明確にすることで、生徒にもその意図が伝わり、目的意識を持って観察や実験に取り組むことができる。また、その観察や実験を、授業の導入の段階におくのがよいのか、展開の段階に置くのが効果的のかなど、どこに位置づけるか検討することや、どのような形の観察や実験にするのかを判断し、それに見合った準備をすることも大切である。
二つ目は、予備実験や観察を十分に行うことである。予備実験を念入りに行い熟知することで、生徒に実際にどのように危険なのか、その試薬を何滴加えたらよいかなど適切にアドバイスできるようになる。また、引火や爆発、突沸などの危険を予想しやすくなる。
実施にあたっては、全体の進行状況をチェックし、必要に応じて指示する...