文部科学省認可通信教育
科目名:キリスト教概論
課題2 新約聖書 マタイ福音書
私はキリスト教徒ではない。どちらかと言えば、仏教信仰に近いと思う。そんな自分は、今回初めて新約聖書を読んでみた。そして新鮮な気持ちになった。
マタイの福音書のイエス・キリストの誕生のくだりでは、ヨセフの妻ことマリアがイエス・キリストの母になったのである。イエス・キリストが誕生すると直ぐに、ユダヤのあちこちから占星術の学者たちがイエスの居場所を探し出してやってきた。そして赤子であろうイエスに、ひれ伏して拝み宝物を捧げたとある。これは人間離れしている話だなと思った。イエス・キリストは人間の形をしてはいるが、その時代の「神」なのかもしれないと思った。普通のひとではないことは明らかだ。
ヘデロは、子どもを皆殺しにしたというくだりがある。イエスの生きていた時代の、人々の暮らしは相当荒れていたのだろうかと思い図る。その時代でも、おそらく政治とか社会制度とかがあったのだろうが、現代の民主主義までは到底至っていなかったであろうと推測してみた。一般の人々の生活は、大変暮らしにくいものであったと思われる。日本国...