看護学校の解剖学実習の後提出したレポートです。
ご自身の実習での感想や学んだことを加えていかれたり、余分な部分を削ったりすれば、指定の文字数で素早く仕上げることができるのではないでしょうか。
解剖見学実習を終えて
今回の解剖見学実習で学ばせていただいたご遺体は、血液がホルマリン液と置き換えられたことによって、タンパク質が変性している。しかし、臓器の実物に触れ、観察することができる実習が、いかに多くの情報を私たちに与えてくれるのかをあらためて実感することができた。机上で学習したときに、なんとなくこんな感じだろうとイメージしていたものと、実際の臓器との違いを修正することができた。
具体的に述べると、脳の硬膜、クモ膜、軟膜は、想像していたものと厚みや質感など全く違っていた。肝臓については、想像よりも大きく重さがあり、肺はイメージしていたより2割程度小さいと感じた。脊髄神経の長さは、身長に比例しており、背が高めの男性と小柄な女性では、かなりの差があることを知った。ファーター乳頭は、見落としてしまいそうなほど小さかった。
臓器の大きさや形に個体差が見られるのに対して、血管の太さ硬さなどにはそれほど個体差を感じることはなかった。こういったことも画像や模型では、学べないことの一つであると思った。
イメージの修正だけでなく、看護技術の実践において、すぐ役立てられると思ったことがあった...