2017年度対応 合格済み 高評価
佛大通信
「生きる力」の育成と道徳教育の意義について述べよ。
・「生きる力」
「生きる力」とは次の三つの能力から成る全人的な力であり、人間としての実践的な力(知・徳・体のバランスのとれた力)であり、生きていくための知恵とも言うべきである。
自分で課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、行動し、よりよく問題を解決する能力
自らを律しつつ、他人とともに協調し、他人を思いやる心や感動する心など、豊かな人間性
たくましく生きるための健康や体力
新しい学習指導要領改訂の基本的なねらいは、「ゆとり」の中で自ら学び、自ら考える力などの「生きる力」の育成、教育内容の厳選と基礎・基本の徹底、個性を生かす教育の推進、教育課程の基準の大綱化・弾力化、総合的な学習の時間の創設などである。
しかし「ゆとり」により、学力低下論争を引き起こすことになった。その結果、「ゆとり」路線から「学力向上」路線へと路線変更を行った。さらに、新学習指導要領の基本的なねらいは、「生きる力」の育成であり、各学校では、家庭、地域社会との連携の下、「生きる力」を知の側面からとらえた確かな学力育成のための取り組みを充実するよう求めた。...