平成29・30年度 日大通信 経済開発論 分冊1 合格レポート

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    資料紹介

    平成29・30年度報告課題のレポートになります。
    参考文献:日本大学通信教育部指定テキスト 0740 経済開発論 加藤義善・辻忠博・陸 亦群 著 2013年4月 初版6刷、経済開発のエッセンス 辻忠博 著 2015年3月 初版

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     主要な経済開発論の変遷について

     1.はじめに

     第二次大戦後、先進国は戦災からの復興を遂げ、植民地であった発展途上国や地域は独立に向けた動きを加速させた。このとき、発展途上国における経済発展の遅れが目立つようになり、これを解消すべく経済開発のメカニズムと政策について研究や分析が行われてきた。ここで経済開発とは、経済的・数量的な増大を目的とするだけではなく、発展途上国における伝統的な社会慣習や教育水準の変化などについても段階を経て変化を遂げさせる政策を指している。代表的な経済開発の理論としては、線形発展段階モデル、構造変化の理論とパターン、国際従属学派の理論、新古典派の開発理論と新成長理論がある。

     本リポートにおいては、代表的な5つの経済開発理論の概要をまとめた上で、戦後どのように変化を遂げてきたのかを考察することとする。

     2.線形段階理論

     1950年代~60年代初期の理論は、それまでの先進国が歩んできた経済成長の道を、発展途上国も同じく歩むことで経済成長が達成されるという考え方であった。アメリカの経済史家ロストウは、彼が提唱した経...

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