日大通信_商法3_分冊1(合格レポート)

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    日大通信 商法3(分冊1)の合格レポートです。
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    問い:手形行為の文言性について論述しなさい。
    1.有価証券の意義

     手形・小切手はともに有価証券であり、金銭債権的証券であるといわれる。有価証券は、権利と証券とを結合することによって権利の行使を円滑安全にするとともに権利の流通を高める制度である。しかし、表彰される権利の種類、権利と証券の結合の程度および権利の移転・行使の様態などによって多くの区分がなされている。近時の通説では「有価証券とは、財産的価値ある私権を表彰する証券であって、その権利の行使または移転に証券の占有または移転を必要とする証券である」と定義される。
    2.手形行為の意義

     手形法・小切手法上の特有の法律行為として、手形行為がある。この手形行為に共通する定義をいかに構成するかにつき、学説は多岐に分かれている。形式的定義として、手形行為を、辞書または記名捺印を要件とする一定の方式を伴う書面行為と解する説がある。実質的定義としては、手形行為を、「手形上の債務の発生原因たる要式の法律行為」とする説がある。
    3.手形行為の書面性について

     手形行為が一般の法律行為と異なるところは、これが要式の書面行為であることに求めることが...

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