B評価でした。
「人権教育の現状と課題について考察するとともに、学校における人権教育のあり方についてあなたの考えを述べよ」
人権とは、「全ての人々が生命と自由を確保し、それぞれの幸福を追求する権利」あるいは「人間が人間らしく生きる権利で、生まれながらに持つ権利」であり、誰にとっても身近で大切なもの、日常の思いやりの心によって守られるものである。私たちの日常生活の一番基本のルールといえるものであり、幸せに生きるために誰にでも認められる基本的な権利である。しかし、その人権をめぐって暴行や虐待・差別など様々な問題が生じている。
1995年から「人権教育のための国連10年」がスタートしたこと、同和対策事業に関する特別措置法が終了したことなどが相まって、副読本は人権教育読本と改称され、内容についても、取り組むべき課題として提供されている人権問題を積極的に取り入れている。
では、人権問題にはどのような課題があるのか、考察していく。
「女性の人権問題」
男女平等の理念は、日本国憲法に明記されており、法制上も男女雇用機会均等法等によって、男女平等の原則が確立されている。しかし、現実には、例えば「男は仕事、女は...