生活科教育必須の資料です。現場に立つ方、必読です。
まず、はじめに、筆者が感じている「知的な気付きの質を高める」ことについて述べていきたい。
知的な気付きの質を高めるには、教員の教材研究のほかに地域における人的資源・物的資源を活用することが大切である。自らの体験に基づく学習が生活科では何よりも求められていると感じている。1例として「町探検」の学習を通して小単元を設定してみたい。
児童が生活する家庭や地域は、人とのコミュニケーションを学ぶ場であると感じている。教員は、異動により地域性の違いに驚かされることも多いが、児童にとっては自分の地域性を大切にすることが求められている。
「自分の住んでいる町の良いところを探そう」という小単元テーマを設定したい。この単元では、地域の自然や交通、歴史など様々なものを地域の方々の協力も得ながら行っていきたい。
単元のねらいとしては、「地域住民の話を聞いたり見たりして、町には自分の知らないことがたくさんあることに気付くことができる。」と仮定したい。
活動の展開としては、事前学習で学校の校外に出たときの注意や安全について十分な指導を行っておき、場合によっては校長先生のお話しを取り入れるなど児童が主体...