ロビンソンクルーソーにおける倫理観について。ロビンソンクルーソーが辿り着いた島に住む野蛮人を殺害していく心理状況や島で捕えた野蛮人を教育し、主従関係を構築していく過程に視点を置いて、倫理観を探っていった。最終的に、なぜ野蛮人を大量虐殺したのかという結論に至る。
The Life and Strange Surprising Adventures of
Robinson Crusoe(1719)における倫理観
― Robinsonはなぜ野蛮人を殺害したのか ―
目次
序論
Robinsonによる動物への攻撃
目的達成の手段としての攻撃
憎悪や怒りによる攻撃
Robinson個人が行った野蛮人の殺害
野蛮人殺害における2つの側面
社会的機能説における攻撃行動
情動発散説における攻撃行動
Robinsonが持つ攻撃への抵抗感
RobinsonによるFridayを利用した野蛮人の殺害
Fridayが持つ殺害への抵抗感
Fridayに対する教育
Fridayが持つ攻撃性の昂進
野蛮人殺害の目的
野蛮人殺害における見かけ上の目的
野蛮人殺害における真実の目的
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結論
注
使用テキスト
参考文献
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