顕微鏡の使い方 (細胞分裂の観察)
1、目的
・標本を作製することで、標本の作成技術を学ぶ。
・標本を観察し、分裂期の細胞を観察する。
2、材料と方法
まずはネギの根端細胞のプレパラートを製作した。用意された発根したネギの根を先端から2mmのところで切り取り、さらにカミソリで縦に2つに切断した。種子側は廃棄した。そして根端に1N塩酸を1滴たらし、60℃に熱したホットプレートの上において20秒間加熱した。塩酸をろ紙で吸い取った後、酢酸オルセインを1滴たらして、染色のため15分放置した。
ネギの根端細胞を染色している時間を利用して、マウス骨髄腫細胞のプレパラート作成に取り掛かった。まず、容易された培養液を十分に撹拌した後、遠心チューブにとった。遠心チューブ内の細胞を沈殿させるために遠心分離機で2000回転で5分遠心した。細胞が沈殿したのを確認したあと、培養液をピペットですいだしてカルノア液を約1cc入れて懸濁させた。そしてそれをスライドガラスにとり、カバーガラスの端を用いて薄く延ばして乾かした。
マウス骨髄腫細胞を乾かしている間に染色が完了したネギ根端細胞にカバーガラスを...