日大通信・マーケティング分冊1・合格レポート:課題「販売経路の形態について説明せよ。」
販売経路の意味は、商品の流れをミクロ・マーケティング視点で捉えた際、生産者と消費者の間に介在し、需要と供給を巧みに結び付け調整する、具体的な仕組みであり、商品一つ一つの流通ルートの事である。AMAでは、商品・製品・サービスがそれを通じて市場に出される卸売及び小売の社内組織の諸単位、並びに社外代理店及び中間販売機関の機構であるとし、特にこの定義には①会社の内部的マーケティング組織諸単位、並びに会社がそのマーケティングの遂行に用いる外部的企業諸単位、②個々の商社の経路機構、並びに全ての商社が利用しうる総複合体である。と定義している。
重要な販売経路を横断的に分類すると、基本的類型としては、①小規模原始生産者から中間の生産過程を経ないで小規模消費者へ(
小規模生産者=>買集商=>移出商=>都市問屋=>卸商=>小売商=>消費者)、②小規模原始生産 者から大規模生産者の原料へ(小規模生産者=>買集商=>移出商=>卸商=>大規模生産者=>卸商=>小売商=>消費者)、③小規模原始生産者 から中間の小規模生産者へ(小規模生産者=>買集商=>小規模生産者=>都市問屋=>卸商=>小売商=>消費者)、...