【2016年度合格リポート】Q0701 日本仏教史 第2設題 B判定

閲覧数2,704
ダウンロード数22
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    佛教大学の通信教育課程で、2016年度にB判定にて合格したリポートです。
    コードは、高等学校地理歴史、公民、中学校社会課程のQ0701です。
    コードが違っても、設題が同じ場合はご参考にして頂けるかと存じます。
    第2設題についてまとめております。
    あくまでも、参考用としてご利用ください。
    丸写し等は一切禁止されております。
    十分にご注意願います。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    第2設題:平安貴族社会における仏教思想受容の特色を論ぜよ。
    1.平安時代の仏教

    平安仏教は貴族の仏教といわれ、鎮護国家の仏教であり、また、祈祷仏教でもあり、思想内容に乏しいと考えられ、あまり注目をされなかった。しかし実際は、実践面の易行化の源流はすでに最澄の大乗戒の思想にみられていた。理論面においても、空海の十住心の体系はヘーゲルにも比べられる壮大な体系を有し、また、最澄の確立した一乗主義や仏性論こそ日本的仏教の源流ともいえる。平安の初期には日本仏教の基礎が築かれたのである。
    2.平安仏教の密教

     平安貴族社会で発展した仏教の1つが密教である。密教の発展には最澄と空海の存在が重要となる

     道鏡の出現などにより、政治の混乱を引き起こした称徳女帝のあとをうけた光仁・桓武朝の課題は人心を一新し、政治を立て直すことであった。仏教界の腐心を厳しく取り締まり、学業や修行をつんだ僧を育成し、登用を図った。ここで頭角を現したのが最澄である。

     最澄は、近江国分寺大国師行表を師とし、東大寺で受戒、直後山にこもり、内供奉に任じられるまでの12年間を山で過ごした後、法華十講という『法華経』の講義や、...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。