妊娠人工中絶の考え方

閲覧数8,485
ダウンロード数49
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    人工妊娠中絶の考え方
    生命倫理
    はじめに
     妊娠人工中絶について、日本では刑法によって禁止されている。しかし平成8年に制定された母体保護法によって母性の生命健康を保護することを目的として事実上、妊娠第21週目の終わりまで(22週未満)の中絶は当事者の同意があれば自由に行なうことができる。
    母体保護法に記されている人工妊娠中絶とは、胎児が、母体外において、生命を保持することのできない時期に、人工的に、胎児及びその附属物を母体外に排出することをいう。
    この法律では、1.妊娠の継続又は分娩が身体的又は経済的理由により母体の健康を著しく害するおそれのあるもの、2.暴行若しくは脅迫によって又は抵抗若しくは拒絶することができない間に姦淫されて妊娠したもの妊娠人工中絶を行えるとしている。この条件を満たした場合に限って、妊娠人工中絶を擁護しているのである。
    しかし中絶にはいろいろな問題が絡んでくる。私は妊娠人工中絶問題について擁護論を唱えているトムソンの考え方に賛成である。トムソンの考え方をみていきながらさらに自分の意見を掘り下げて行きたいと思う。
    本論
    1.望まない妊娠をしたら中絶は是か否か
    2.殺...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。