M6105 日本文学史 第一設題

閲覧数3,493
ダウンロード数2
履歴確認

    • ページ数 : 6ページ
    • 会員990円 | 非会員1,188円

    資料紹介

    佛教大学2016年度 教職 国語 書道 A評価 参考に。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    日本文学史 第一設題
    「上代、中古、中世、近世の文学の特質を、それぞれの時代の特性をふまえつつ、下記の諸作品を例にして具体的に説明せよ。 〈古事記・万葉集・古今集・女流日記(女性によって書かれた日記)・源氏物語・平家物語・徒然草・近世小説〉」
     上代の文学の特質だが、どのような時代かというと、大化の改新や壬申の乱を経て、政治的には強力な中央集権的律令制国家へと発展してしき、遣隋使、遣唐使を派遣し政治体制ばかりでなく漢字や仏教など多くの影響を中国から受けた大和から奈良時代が上代と呼ばれる時代である。上代の文学で代表的なものが誰でも学生時代に聞いたことのある「古事記」と「万葉集」である。
     この上代の文学は、口伝えの物語が漢字の伝来により文字として書き記されるようになったところに大きな特質がある。まず「古事記」について紹介したい。これは、稗田阿礼に暗唱させた帝紀・旧辞を漢字で記した日本最古の歴史書であるが先に述べたこの時代の特徴として挙げられているように、指示語など同じ語が繰り返されるところに語り物の特徴がみられる。他に挙げられる特徴として、国内の思想統一を目的とし、神話・伝承を重視した文...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。