人間と宗教_第3回

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    人間と宗教_第3回レポート課題
    課題1
     福音書によれば、イエスはユダヤのベツレヘムで生まれた。彼は大工を生業とし、母マリアや兄弟たちを養った。しかし、多数の文献を確認したが、イエスの幼少時代はその多くが謎に包まれているようだ。共通しているのは30歳前後で宣教を開始し、ガリラヤ地方で弟子を集めるようになったことである。
     当時のユダヤ人は、ローマ帝国の直接統治の下でか、あるいはローマ皇帝に任命された外国の君主によるか、いずれにしても外国の統治下で生きてきた。こうした状況のもとで、ローマの支配を多少なりとも容認する人びとと、かつての預言者たちの教えを信じて神の介入による開放を待望する人びととの間に対立が生じた。
    また、当時の人びとの目にイエスは全く新しいものを差しのべていた。例えば、自らを神から遣わされた者としながらも、当時の律法学者たちのように聖書の伝統的解釈によるものではなく、自ら「父」とよぶ神の名のもとに、聖書の新しい解釈を提案したことである。ユダヤの律法に神の深い意思を読み取ること、すなわち律法を守るべき一連の厳格な規則としてよりも、神の意思の表現とみるべきことを促した。マルコに...

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