目的
実験を通して半導体には負の電荷を持つ担体(電子)と、正の電荷を持つ担体(正孔)が存在することをホール効果の実験によって確かめる。さらに、キャリアの密度が同一材料で何桁も異なり得ること、材料によってキャリアの移動度が大きく異なることを確かめる。
実験方法
測定試料用半導体として試料1(Si)、3(Si)、5(GaAs)、6(InGaAs)を用いた。まず、配線を行った後、以下の操作を備え付けのマニュアルを読んで行った。
試料面が磁場の方向に垂直になるように試料をセットした。
試料電流を100μAとなるように電源の電圧を上げて設定した。
導電率測定にスイッチを切り替えて、その電圧を電圧計で読んだ。
ホール効果測定の方にスイッチを切り替えた。
磁場を加えて、磁場電流を7Aにした。
ホール起電力を電圧計で読み取った。
試料電流を切り替えスイッチで反転して、電流が一定かを確認した後、同様に電圧を読み取った。
実験結果
I=100μAで全ての実験を行った。
試料1(Si) 試料3(Si)
=175mV =171.5mV =-168mV =770m...