指定教科書以外の文献も用いながら、どの設題番号も1000字~1200字前後でまとめております。試験はA評価でした。
■科目修了試験
1.認知症高齢者対策について
認知症の原因や症状、特徴を踏まえ、特に保健・医療・福祉の連携やネットワークの点に留意し論述を展開
「認知症」は、記憶、思考、理解などに障害が起こり、日常生活、社会生活に支障をきたすようになる脳の病気で、アルツハイマー型認知症と脳血管性認知症がその大半を占めている。症状として、徘徊、過食・異食、便失禁、せん妄、幻覚・妄想、抑うつ、夜間不眠、興奮・暴行、仮性作業などがある。妄想としては、物とられ妄想が多く、自分でしまったことを忘れてしまい、人のせいにするため、家族が振り回されてしまう。認知症は、早期発見・早期治療が大切となる。それには、本人や家族で病的な「物忘れ」の兆候に気づいたらすぐにかかりつけ医や専門病院への対応が重要となる。
また、認知症高齢者をうまく介護することも重要である。そのためには、認知症についての知識を正しく身に付ける必要がある。認知症に随伴する種々の精神症状や行動異常の多くは、うまく介護することによって予防したり軽減したりすることができる。不適切な対応は、かえって介護を困難にさせることになる。
2000年4月か...