レポートはAでした。科目修了試験は、指定教科書以外の文献も用いながら、どの設題番号も1000~1200字前後でまとめております。試験はA評価でした。
「集団援助技術(グループワーク)について述べよ。」
1.はじめに
グループワーク(以下、GWとする)とは、コイル、トレッカー、コノプカらの定義に見られるように、集団的な経験・意図的なグループ経験を通じて、個人の機能と成長や発達を図る目的がある。また、植田・岡の『GWは、こうしたグループ(以下、GPとする)を意図的に活用し、一人ひとりの成長や問題解決を図ろうとするものである』と述べていることを踏まえ、GPの維持や運営のために、ソーシャルワーカー(以下、ワーカーとする)の関与は必要である。さらにGWでは、人間にとって重要な社会的環境であるGPを意図的につくり、そこで生じるGPの相互作用を活用して、一人ひとりのメンバーの援助を行う。GP活動の過程で気に入った仲間を見つけたり、楽しめるプログラムに出会ったり、特技を発揮する機会を得て、徐々にGPの場になじんでいく人もいる。仲間との信頼関係ができたことをきっかけに、疾病や障害を受容することは少なくない。疾病や障害を抱えた仲間を受け入れることは、疾患や障害を持つ自分を受け入れ、障害を抱えながら生きることを受け入れることにつながる。G...