2016年度シラバスに対応しています。
佛教大学通信教育課程 S0104 教育方法学 第二設題
『知識基盤社会において、教師が経験に基づきながら、自らの教育技術や判断力を高めるための効果的なICTの活用方法を考えなさい。とくに、教育の情報化や育成すべき人材像をふまえて、必要とされる教師力の視点から具体的に説明せよ。』
テキスト 『新しい教育の方法と技術』ミネルヴァ書房
2016年度 A判定
レポート作成時の参考にしていただければと思います。
知識基盤社会において、教師が経験に基づきながら、自らの教育技術や判断力を高めるための効果的なICTの活用方法を考えなさい。とくに、教育の情報化や育成すべき人材像をふまえて、必要とされる教師力の視点から具体的に説明せよ。
はじめに、21世紀型の学力は「ICT(インフォメーション・アンド・コミュニケーションテクノロジー 以下ICTと記す)を身につける事」という考え方も強くなってきている。IT技術の進歩が今後の教育方法に大きな革新を起こしていくことは確かだ。それだけにその教育の方法と技術について、しっかりした基礎理論を学んでいくことは重要である。現代の社会はどのような人間を必要とし、その人間を育てていくには、どのような方法が求められるのか。本単元では、その根源的な問いを念頭に置きながら教育方法の理論を多角的に学ぶ必要がある。
まず、学習指導要領等からみた教科書指導でのICT活用の重要性について述べる。小学校,中学校,高等学校及び特別支援学校の学習指導要領の総則において,教師がコンピュータや情報通信ネットワークなどの「情報手段に加え視聴覚教材や教育機器などの教材・教具の適切な活用を図ること」と...