聖徳大学「児童学の心理学的基礎Ⅰ」 第1課題第1設題 評価A合格

閲覧数1,349
ダウンロード数7
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    2013年「現代の子どもの心の問題が注目されて久しい~」に対するレポートです。文末に返却時の講評も載せています。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    第1課題 第1設題
    今からおよそ800年前、神聖ローマ帝国皇帝フリードリッヒ2世は、「人間は生まれた時から自分の言葉を持っている」という考えのもと、その言語が何かを知るため「生まれた赤ん坊に話しかけたり笑いかけたり、抱いたりせずに子育てをさせる」実験を行った。その結果は、集められた50人の赤ん坊全員が1歳を待たずに死んでしまうというものだった。

    また、1915年のアメリカのボルチモアの孤児院では、当時流行していた「子どもにあまり触れてはいけない」という育児法を実践した結果、1年以内に9割もの赤ん坊が死亡した。さらに、スピッツ(Spitz)は長期入院したり施設に預けられている子どもを調査した結果、施設では栄養面・衛生面が通常の子ども達と同じように十分な内容であったにもかかわらず、ボタンかけやトイレトレーニングといった基本的生活習慣の遅れや、情緒面や知的な面、対人関係の面で障害がみられることが明らかになった。スキンシップがないことへのストレスによって成長ホルモンの分泌が止まってしまったからである。

    子どもには、身体にとって十分な栄養が必要なように、心にとっては親からの十分な愛情が必要な...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。