認知心理学レポート&科目修了試験①~⑥短期記憶、長期記憶、作動記憶という用語を用いて人間の記憶のしくみとその特徴について

閲覧数4,643
ダウンロード数23
履歴確認

    • ページ数 : 8ページ
    • 会員990円 | 非会員1,188円

    資料紹介

    レポートはA評価でした。科目修了試験は、指定教科書以外の文献も用いながら、どの設題番号も1000~1200字程度でまとめております。※試験はA評価をいただいております。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「短期記憶、長期記憶、作動記憶という用語を用いて、人間の記憶のしくみとその特徴について述べよ。」



     1.記憶の枠組み

     記憶のメカニズムについて、医学的に知覚神経から脳の中枢神経の働きについては明らかにされてきた。それは、脳波などの測定により、どの部位が視覚・聴覚や言語などを司るのかについてである。記憶は通常、情報を覚え込む記銘、それを保存しておく保持、後でそれを思い出す想起の3段階からなると考えられているが、連合理論に基づく言語学習の研究では、記銘の過程は条件付けの過程と同義であり、条件付けの原理による刺激と反応の連合の形成が記銘とみなされた。 

     情報処理モデルでは、それまで記銘・保持・想起からなるとされてきた記憶の過程を、符号化、貯蔵、検索からなる一連の情報処理過程とみなす。尚、想起(検索)に失敗することは忘却と呼ばれる。このうちの符号化とは、入力された刺激が内的処理が可能な形式に変換され、記憶表象として貯蔵されるまでの記銘の過程をさしており、集合理論のもとでは条件付けの過程と同義であった。これに対し、情報処理モデルでは、符号化の過程を、刺激の物理的特徴の検出や...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。