PB3090『児童・進路指導論』
2016年度に提出し、一回で合格頂いたレポートの1、2単位目のセットです。テキストのみを利用して書きましたが、講評も良いものを頂きました。今後学習される皆様の参考になれば嬉しいです。
『児童・進路指導論』1単位目
学級における児童同士の人間関係づくり、児童と教師の人間関係づくりと、「自己指導能力」の関係について述べなさい。それを踏まえて、担任としてどのような点に気をつけ、学級経営を行えばよいか考えをまとめなさい。
学級における児童同士・児童と教師の人間関係づくりを進めるには、児童の「自己指導能力」の育成は重要である。ここでは、この「自己指導能力」を踏まえ、担任として学級経営をどのように行うべきかをまとめていきたい。
小学校における生徒指導は、学級担任制に基づき、まず担任教師が学級を中心に行うことになる。その基本となるのが人間関係づくりである。学習指導要領総則では、学級経営の充実を図り、教師と児童の信頼関係、児童相互の人間関係を育て、児童理解を深めながら生徒指導の充実を図ること、とされており、小学校の生徒指導における学級経営の重要性を認識することができる。
生徒指導にとっては、人格の育成にかかわる課題が重要である。『生徒指導提要』には、「生徒指導とは、一人一人の児童生徒の人格を尊重し、個性の伸長を図りながら、社会的資質や行動力を高めることを目指して行われる教育...