2016年度に提出し、一発で合格の評価をいただいたレポートです。
豊岡短期大学通信教育部
★課題★
日常生活支援事業と成年後見制度について説明しなさい。
★講評★
よくまとめられています。
「何をどのように書いたらいいか分からない」などと、悩んだり困ったりしている方のお力になれると幸いです。ぜひ、参考にしてください。
日常生活支援事業と成年後見制度について説明しなさい。
現在、少子高齢化の進展が本格化しており、多くの人が福祉サービスを利用している。福祉サービス利用者のなかには、認知症高齢者や知的障害者、精神障害者等の判断能力が不十分な方も多い。そのため、自分自身で必要な福祉サービスを十分に活用することが困難だったり、身の回りのことや金銭管理ができないなど日常生活に支障を来しかねない。実際に判断能力が不十分な人に対して虐待や詐欺などの権利侵害が生じている。そこで、判断能力が不十分な人の福祉サービス利用支援や金銭管理を援助できる権利を擁護する制度が日常生活自立支援事業と成年後見制度である。
日常生活自立支援事業は厚生労働省が政策の一つとして行っている。事業内容は判断能力が不十分な人を地域が支援し、自立した生活を送れるように支援するサービスである。実施の主体は都道府県社協であるが、基幹的社協に委託している地域も多い。利用方法として、実施主体に対して申請を行い利用希望者の生活状況や希望する援助内容を確認したうえで、契約締結能力があるかを確認する。利用希望者が対象要件に該当すると判断した場合、援助内容や実施...