PB2100『初等教育課程論』
2016年度に提出し、一回で合格頂いたレポートの1、2単位目のセットです。テキストのみを利用して書きましたが、講評も良いものを頂きました。今後学習される皆様の参考になれば嬉しいです。
『初等教育課程論』1単位目
1、教育課程とはどういう意味ですか。それが教師や子どもにとってなぜ重要なことといえるのですか。
(1) 教育課程とは、簡単にいうと、学校の教育活動全体についての基本となる計画のことである。ここでは、教育課程の重要さについて確認していきたい。
まず、教育目的・目標と教育課程について、教育基本法では「学校においては、教育の目標が達成されるよう、教育を受ける者の心身の発達に応じて、体系的な教育が行われなければならない」と規定されている。つまり、学校の教育課程は「教育の目標が達成」されるよう、「教育を受ける者の心身の発達」その他の実態を踏まえ、「体系的な教育が組織的に」行われるようなものであることが求められる。
教育内容・方法と教育課程については、学校では教育基本法や学校教育法、学習指導要領に定められた目標や内容を踏まえて教育活動を展開する。現行の学習指導要領では、確かな学力、豊かな人間性、健やかな体などの生きる力の育成を目指しており、そのためには、子どもたちの状況などを十分に把握・分析し、それに応じて目標の設定、指導内容の組織や授業時数の配当、教材の選択や開発...